本, 堀 博美

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電子ブック毒きのこに生まれてきたあたしのこと。無料ダウンロード - 内容紹介 日本でただ一人のきのこライター・堀博美による、まるまる一冊毒きのこスーパーコラム・ブック。 おもな毒きのこの紹介を中心に、歴史のなかの毒きのこや、文学・マンガ作品のなかで描かれた毒きのこなど、恐ろしくも人の心を惹きつける毒きのこの魔力を、縦横に語りつくします。 毒きのこ本ですが、毒きのこ被害防止を祈念して、発売は「きのこの日」である10月15日。 また、カバーは、カリスマ的人気のあるヒグチユウコさんの作品で装いました。 表紙や本文プロローグ、エピローグなども「毒・どく」をこめた、ユニークなデザインとなっています。 【もくじ】 第1章 毒きのこの怖さ 第2章 毒きのことは何か(カエンタケ/コレラタケ/シャグマアミガサタケ/シロタマゴテングタケ/タマゴテングタケ/ドクツルタケ/ニセクロハツ/ヒダハタケ/ミカワクロアミアシイグチ/カブラアセタケ/キララタケ/ヒトヨタケ/ホテイシメジ/イボテングタケ/テングタケ/ヒカゲシビレタケ/ヒナノヒガサ/ベニテングタケ/ワライタケ/アイカワタケ/イッポンシメジ/ウスタケ/オオコゲチャイグチ/オオシロカラカサタケ/オオワライタケ/カキシメジ/ガンタケ/キイボカサタケ/クサウラベニタケ/シロオニタケ/セイタカイグチ/ツキヨタケ/ドクベニタケ/ドクヤマドリ/ニガクリタケ/ニセショウロの仲間/ホウキタケの仲間/マツオウジ/ムレオオイチョウタケ/ドクササコ/カワラタケ/スギヒラタケ/ヒメクチキタンポタケ/モエギアミアシイグチ) 第3章 食用きのこの毒 第4章 毒きのこの地域性 第5章 歴史のなかの毒きのこ 第6章 文学・マンガのなかの毒きのこ 出版社からのコメント (「おわりに」 より) (前略) まず、ひとつには、「こんな生きものが存在しているのか! 」という驚きでしょう。 こんなに多様な毒を持つ、姿もさまざまな毒きのこたち。 しかも何のために毒を持っているかが今ひとつ分かりません。 身を守るためにしては、毒の効きが遅く、自分が食べられることへの抑止になっていません。 ドクササコに至っては発症までの期間が長いため、長年きのこ中毒だということが分からず、謎の風土病だと思われていた地域があります。 きのこが栄養を吸収して摂取しやすくするために、体内に溶血性のある物質を作りだし、それがヒトにとって毒になる、という説もありますが、それだけでは毒きのこの多種多様な毒の説明がつきません。 また、美しかったり、かわいかったりするきのこの内側に、密かに毒を隠し持っているというところが、二面性があって興味深い、とも言えるでしょう。 毒きのこだからといって、何もいちいちけとばす必要はありません。 毒きのこも他のきのこと同じ、れっきとしたきのこです。菌類です。 そのまま野山に置いておけば、毒きのこは森の分解者の役割を果たし、あるいは、木と共生して生きていけるのです。 それが、森の自然を作るはたらきになります。 すでにお話しした通り、毒きのこは人間が食べなければいいだけの話です。 何も毒きのこが悪いわけではありません。 今までは毒きのこでも、触るくらいは大丈夫でした。 しかし、カエンタケがメジャーな存在となってきて、そうとも言っていられなくなりました。 だからと言って、カエンタケを必要以上に怖がり、胞子を吸っただけで死ぬ、などと思い込んで踏み潰すのは行き過ぎのように思えます。 カエンタケだって、何も向こうから襲ってくるわけではないのですから、スルーするのが一番です。 もっとも、公園など子どもたちが遊ぶような場所に生えた場合は、抜いてしまうのが無難でしょうが。 その際も、いきなり引っこ抜く前に、よく観察しておきたいものです。 毒きのこは確かに怖いです。 しかし、基本的に食毒があやしいきのこを食べさえしなければ、きのこ中毒は起きません。 きのこをよく知り、毒きのこを正しく恐れることで、中毒をなくしつつ、かつ、きのこをもっと愛することができます。 皆様が、毒への好奇心は毒きのこを見ることや書物を読むことなどにとどめていただき、決して毒きのこを食べないように気をつけて、安全で楽しいきのこライフを送っていただくことを願ってやみません。 内容（「BOOK」データベースより） 日本でただ一人のきのこライターによる毒きのこスーパーコラム集! 著者について ◆堀 博美 ほり・ひろみ 1971年、神戸市生まれ。大学生のころ、長野でベニテングタケに出会って魅せられる。しだいにきのこ全般に興味を持ちはじめ、きのこのミニコミ誌を作っていたところ、日本キノコ協会「MOOKきのこ」副編集長に抜擢。廃刊後、商業誌の編集者の方々との出会いがきっかけで、フリーのきのこライターとなる。雑誌、フリーペーパー、電子出版などのさまざまな媒体に執筆。 著書に『きのこる キノコLOVE111』、『ときめくきのこ図鑑』〈写真=桝井 亮〉、ヤマケイ新書『ベニテングタケの話』(いずれも山と溪谷社)、『珍菌 まかふしぎなきのこたち』〈絵=城戸みゆき〉(光文社)などがある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 堀/博美 1971年、神戸市生まれ。きのこのミニコミ誌を作っていたところ、日本キノコ協会「MOOKきのこ」副編集長に抜擢。廃刊後、フリーのきのこライターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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