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世界 2019年 12 月号 [雑誌]

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  • タイトル: 世界 2019年 12 月号 [雑誌] de
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  • ファイル名: 世界-2019年-12-月号-雑誌.pdf
  • 発売日: 2019/11/8
  • ページ数: 306 ページ
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標題の言葉の主の自己紹介の文章と、その主張の文章の一部を、短く引用します。その論稿の題名は後で記します。傍点、傍線、まるぼしは、≪≫で代替します。引用文全体は、【】で囲みます。引用文中の引用は、<>で囲みます。【「私の名前はヴィック・バレットです。アメリカ・ニューヨークに住む20歳の大学生で、幼いころ、母親に連れられてホンジュラスからアメリカに移民した、第一世代のガリフナ系アメリカ人です。そして、気候変動をもたらした責任について、若者21人が連邦政府に対して起こしている「ジュリアナ対アメリカ合州国」訴訟の原告の一人です。」(P.135)「気候変動の問題は、私たち人間が化石燃料を永遠に「取り」、「使う」ことができると考えた結果、顕在化した症状です。無制御な消費主義、植民地主義、資本主義が今日の気候変動の問題をもたらしたと私は考えます。」(P.138)】世界の若者は元気です(当然、あのグレタ・トゥンベリだけではありません)、それに引き換え日本の若者は厳しい状況に置かれているようです、「学校ファシズム」体制下にあり、会社・社会にも安倍晋三一味の悪意ある敵対的な空気がみなぎっていますから。「世界の潮」は後でできたら紹介することにして、まずは、「特集1気候クライシス」の諸論稿の題名と著者名を下記します。その中のいくつかの論稿を引用紹介します。紹介した論稿もしなかった論稿も自らの眼と頭で読んでいただきたく。●「私たちは岐路に立っている ―― 若者たちの厳しいまなざしのもとで国谷裕子」(P.82~P.90)●「激発する極端気象 ―― このままでは適応不能に鬼頭昭雄」(P.91~P.100)●「脱炭素社会に向かう世界高村ゆかり」(P.101~P.110)●「インタビュー時代の転換点となった9月 ―― ビジネスは変わり始めた ―― 日本は?末吉竹二郎」(P.111~P.119)●「タンジール海に沈む島セバスチャン・レバン翻訳=野口みどり」(P.120~P.126)●「「未来のための金曜日」座談会大人は気候変動を甘く考えるな中村涼香×益子実香×宮崎紗矢香×高橋英恵(司会)」(P.127~P.134)●「10年後のあるべき光景へ ―― 若者がアメリカ合州国を訴えた理由ヴィック・バレット翻訳=入江遼」(P.135~P.140)●「気候変動vs.若者たち ―― または、資本主義vs.グリーン・ニューディール宮前ゆかり」(P.141~P.149)引用紹介を始めます。〇国谷裕子の論稿からの引用紹介です。グレタ・トゥンベリの言葉の部分を主として引用します。【「□グレタの言葉この夏、世界は、パリ協定の2℃目標を超えて、1.5℃以内に気温の上昇を抑えようという方向に舵を切った。「温暖化は緊急の対応を要する問題だ」 ―― その声をあげたのは16歳のスウェーデンの少女グレタ・トゥンベリさんら400万人もの世界各国の若者たちだった。グテーレス国連事務総長が、「演説しに来るのではなく、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする計画を持ってきてほしい」と呼びかけ、9月に開催された「国連気候行動サミット」。出席した各国首脳を前に、グレタさんは次のように訴えた。「人々は苦しんでいます。人々は死んでいます。生態系は崩壊しつつあります。私たちは大量絶滅の始まりにいるのです。それなのに、あなた方が話すことはお金のことや永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。30年以上にわたり科学が示す事実は極めて明快でした。あなた方はその事実から目を背け続け必要な政策や解決策が見えてすらいないのに、ここに来て、十分にやってきたと言えるのでしょうか」そして最後にこう締めくくった。「若者たちはあなた方の裏切りに気づき始めています。未来の世代の目は、あなた方に向けられています」とても厳しい言葉だ。急速に進む温暖化に対する恐怖ともいえる危機感、抜本的な対策をとろうともしない大人たちへの怒りが溢れている。」(P.82~P.83)】厳しい言葉ですが、正しい言葉でもあるでしょう。あの安倍晋三や菅義偉に聞かせてやりたいですが、彼らは読んでも聞いても理解することが難しいでしょう、無知無恥男連中ですから。「大嘗祭」という「おまじない」「秘事(?)」に狂奔するような人々です、「国民」とともに。そういれば上記のサミットには安倍晋三も出席したのではなかったでしたっけ、しかし、その「計画」があまりにも「いい加減」なので、発表の場を与えられなかったとか。イヤハヤナントモ、ですね。〇鬼頭昭雄の論稿からの引用紹介です。数値的データを駆使した科学的論稿です。台風&スーパー台風に関する部分を多少長く引用します。台風に関しては、伊勢湾台風(1959年)以来、書評者の「トラウマ」になっていますので(伊勢湾台風は関東でも大変でした)。他の部分も含めて非常に啓発的ですので、是非一読ください。【「6海水温上昇で発達するスーパー台風2019年9月9日に、強い台風第15号が、三浦半島を通過後、東京湾に進み、千葉市付近に上陸した。上陸時の中心気圧が960ヘクトパスカル、千葉市での最大瞬間風速が57.5mと、過去最強クラスの台風であり、強風による大規模停電や家屋への被害をもたらした。10月12日にも大型で強い勢力の台風第19号が伊豆半島に上陸し、多くの河川で氾濫が発生した。前者は強風が、後者は大雨が甚大な災害をもたらした。また2018年9月には台風21号により大阪湾と紀伊水道の沿岸で記録的な高潮が発生し、関西国際空港閉鎖などの浸水被害も生じた。この台風は非常に強い勢力を保って上陸し、上陸時の中心気圧は950ヘクトパスカルだった。ちなみに台風の強さは最大風速(10分間の平均風速)で区分しており、33m/秒 以上44m/秒 未満は強い台風、44m/秒 以上54m/秒 未満を非常に強い台風、54m/秒 以上を猛烈な台風と呼んでいる。気象庁の台風統計資料は1951年以降である。台風の年間発生数平均値は25.6個である。年によって変動が大きく、1951年~2018年の間では最少が14個、最多が39個となっている。上陸数も年によって変動が大きく、どちらにも長期変化傾向は見られない。また、「強い」以上の勢力となった台風の数にも変化傾向は見られない。しかし、より以前の記録では、室戸台風(1934年)、枕崎台風(1945年)、第二室戸台風(1961年)、伊勢湾台風(1959年)といった上陸時点で930ヘクトパスカル未満の観測値が残されている。なぜ20世紀前半に日本に上陸したような強い台風がその後上陸していないのかについての理由はわかっていない。地球温暖化の進行で今世紀半ばまでにあと1℃、その後のさらなる気温上昇は避けがたい。そのような気候変動下で台風はどうなるのか。IPCCは次のように評価している。台風に伴う強い降水は1.5℃に比べて2℃の地球温暖化においてのほうが増える。さらに、3℃から4℃の温暖化では、どちらかといえば地球全体での台風の頻度は減少する一方で非常に強い台風の数は増加する。沿岸域では、海面水位上昇に伴い台風による豪雨の増加が洪水増加につながる。東・東南アジアを含む多くの地域では、上陸する台風の中心付近で降水がより極端になるだろう。最新の気候モデルによる予測結果では、日本の南海上からハワイ付近にかけて猛烈な台風の存在頻度が増加する可能性が高いことが示されている。猛烈な台風は日本の南方海上から日本付近に来る途上で衰えることが多いが、温暖化で海洋表層水温が高くなるため勢力を長く維持できるからだと考えられる。また台風が最盛期を迎える海域が全体に高緯度側にずれるとの予測がある。さらに台風の中心気圧が低く最大風速が強くなることで、高潮によるハザードが増える可能性が高く、気候変動変化分だけで大阪湾や東京湾では0.5m程度の水位上昇が予測されている。2018年には猛烈な強さまで発達した台風は7個あった。またフィリピン付近で台風が最強時には中心気圧が900ヘクトパスカルを切るスーパー台風もしばしば観測されている。これらの猛烈な台風は、日本列島に来るまでに弱まっているのが現実だが、地球温暖化で日本南方域の海水温が上昇し続けている現在、衰えずに猛烈な勢力のままで来襲する日に備えておかなければならない。」(P.99~P.100)】恐ろしいことです。しかし、安倍晋三を始めとする日本政府、「高級」官僚、経団連に巣食う財界人等は、自分たちが温暖化の首謀者であるにもかかわらず(まぁ、それに未だに車を乗り回している「馬鹿な」国民も含まれますが)、その責任(「ハザード・マップ」の「ハザード」部分の修理改修等)を取らないばかりか、災害時の避難等を国民の「自己責任」に転嫁しています。今回の台風19号の前後にも、あの東大特任教授の片田敏孝が、災害に対して何でも行政に頼るのではなく、自分の身は自分で守る「自己責任」の徹底が必要だ、なんてことをテレビで騒いでいました。この御仁、以前は災害が発生した・しやすい各地の防災対策を見て回り助言等を行っていて、それなりに住民の立場に立った「先生」なのかと思っていましたが、何のことはない、政府・国土交通省のお先棒を担ぐ、たんなる「御用学者」だったのかと、がっかりしました。〇末吉竹二郎のインタビューからの引用紹介です。【「末吉私自身は常にビジネスの観点から考えるのですが、いまもっとも捉え直されるべき視点は「消費者」だと思っています。」(P.112)「末吉・・・・・安倍首相はいつも「国民の生命と財産を守るのが私の責務」といいますが、本当にそう考えているのでしょうか。たとえばこの秋に相次いで日本を襲った台風15号や19号での政府の対応を見ても、とてもそうは思えません。日本では長らく、自己責任論が盛んです。このような自然災害の際にも「少しでも助かる可能性を求めて自分で自分の命を守れ」ということを行政やテレビがアナウンスする。これではまるで空襲警報です。B29から爆弾が落ちてくるけれど、自分の身は自分で守れ、助かるかどうかは自分次第だと。戦時中でもないのにテレビでああいう文言が流れてくることに驚きました。その前に国のすべきことがいくらでもあるはずなのに。気候変動によって激発していく災害に、自己責任で立ち向かうことなど無理な話です。」(P.114)「末吉・・・・・ある国際会議の席で、海外の知人にこう言われたことがあります。「日本というのは面白い国だね。普通は自分の国にあるものを守る。ところが日本は自分の国にないものをあんなに必死になって守っている」と。つまり、日本は輸入する化石燃料を必死で守ってきました。原発もそうです。大量のエネルギーを消費する時代には、それが「必要悪」とみなされてきました。しかし、現在はすでにそれは「不必要悪」へと変化しています。それにもかかわらず、相変わらず日本国内ではイランの問題でホルムズ海峡のことになると「化石燃料の9割が通っている」という話ばかりになってしまう。それがリスクだというならば、エネルギー問題全般を考え直すという発想があるべきでしょう。」(P.117)】「空襲警報」の話は全くその通りです(書評者は戦後生まれですので、空襲警報は知りませんが)。B29の原因も、スーパー台風の原因も、政府・官僚・財界(敗戦前はそれに軍部)が作ったのですから、正にその通り、です。末吉の最初の発言の「消費者」は違うでしょう、「生活者」でしょう。「大量消費」は極力しないように努力しないといけないのではないでしょうか、プラスチックの問題、ゴミの問題、車優先社会の問題(歩行者(=人間)虐待)、等々もありますから。〇若い女性の座談会(「未来のための金曜日」座談会)について。若い人が、環境問題に関心を持って行動していることは非常に良いことだと思います。「大人」たちの尻ぬぐいの面が非常にありますが。一番若い中村涼夏の発言を短く引用します、厳しい状況について、です。【「中村名古屋では今、FFF( Fridays For Future 「未来のための金曜日」書評者注)を継続的にやっている学生は実質的に私一人だけで、まだスタートラインにも立てていない状態です。でも、世界を変えていく第一歩としてまずは名古屋にいる若い人たちを巻き込んでいきたいと思っています。」(p.134)】この座談会の出席者の一人、宮崎紗矢香は「WIRED japan」のweb版にも登場していました。「2019.11.15 FRI 18:00「グレタ・トゥーンベリの気候変動ストライキが、東京の若者にもたらした「気づき」」・・・・・オーガナイザーである立教大学4年の宮﨑紗矢香と、東京学芸大学4年の藤原衣織に訊いた。・・・・・」〇高村ゆかりの論稿について一言。この論考では、「ビジネス」や「投資」がけっこう強調されていますが、書評者はこのビジネスや投資(ともに金儲け)にはどうも違和感を禁じ得ません。たしかに、最終的には「金儲け」の問題なのでしょうが、「死の商人」的ビジネスや投資がいっぱいありますから、注意深い思考や行動が必要ではないかと思っています。あの安倍晋三もすべては「金儲け」ですから(受験英語の民間試験導入も、「大嘗祭」も、「桜を見る会」も、小学校の英語教科化も、ハンセン病訴訟での「謝罪」も、幼稚園・保育園の無償化、高等教育の無償化も、そして、様々なショック・ドクトリン、等々等々)。そして、そのための国民の税金の「無駄遣い」です。「特集2難民を追いつめる日本 ―― 認定率0.4%の冷酷」の諸論稿の題名と著者名を下記します。全て必読の論稿ですが、「難民「仮放免者」座談会」からのみの引用とします。ただ、この諸論稿を読んでいて、安倍晋三はもちろん、法務省の官僚・公務員や入国管理センター等の収容施設の所員は、ナチスの強制収容所の所員とダブってしまいます、その冷酷さや事なかれ主義、事大主義、等々において。●「ルポ人権非常事態 ―― 死に追いやられる難民申請者樫田秀樹」(P.180~P.192)●「難民「仮放免者」座談会 ―― わたしたちに人権を!オブエザ・エリザベス・アルオリウォ×ウチャル・メメット×島津まゆみ×金穀中(キム・イジュン)」(P.193~P.203)●「まず、人間として迎えよ ―― 難民の置かれた最悪の人権状況とその打破のために児玉晃一」(P.204~P.211)●「いまこそ、一歩をふみだす行動を ―― コミュニティラジオ番組「難民ナウ!」の試みから宗田勝也」(P.212~P.219)引用紹介を始めます。〇「難民「仮放免者」座談会」からの引用です。これを読んでいると、よくもこれほどのことができるな、というほどいろいろな人権侵害、嫌がらせを行っています。「非人道的な医療体制」の節を全文引用します。【「□非人道的な医療体制――収容所でのくらしについて、おしえてください。まず、医療についてです。ふつうの社会であれば、何かがあればすぐ病院に行って医者にみてもらえます。しかし、入管施設では、受診まで平均10日かかるというデータもあります。キムいちばんひどかったのは、わたしの部屋にいたインド人のケースです。収容所では平日は30分だけ運動する時間があります。運動場はテニスコートくらいのひろさです。ある金曜日の午後、インド人が運動場でころんで足の骨を折った。わたしが担当の職員に「なんとかしてください」と言うと、担当が「アプリケーション(申請用紙)を書いて」というので書いたんです。ところが、担当は、「アプリケーションは翌日に受けつけるが、今日は金曜日だから、月曜に受けつける」と言ったんです。え?3日後?じゃあ、せめて痛みどめとか包帯を出して、と言ったら「それはできない」と。ぼくは韓国で徴兵された経験があるから、自分のTシャツをハサミできって、包帯のかわりにした。彼は金曜、土曜、日曜と「痛い、痛い」とうめきつづけて月曜の朝9時になって、担当職員2人が収容所の診療室につれていきました。レントゲンをとって、「骨が折れちゃったんですね」と。それでやっと外の病院につれていかれました。そのとき、ぼくは怒ったんです。「おれたちを人間あつかいしていない。動物でもこんなひどいあつかいはしないはずだ。もし、自分の飼っているイヌヤネコが骨折したら、休日でも病院につれていくだろ!」って。すると担当は、「自分も上からの指示にしたがわなくてはいけない。できることは本当にかぎられている」と言うんです。ぼくも捻挫をしてアプリケーションを書いたことがあります。しかし、診察を受けたのは1か月半もたってからでした。大量出血とか、意識不明だったら救急車がよばれるけど、それ以外は、いつもこのような対応でした。ウチャル本当にあそこの医療はひどい。東京入管の診療室には何十回も行ったけど、医師にさわられたことがほとんど1回もない。5人も6人も職員がついて、警備官にかこまれた状況で、目のまえにいる医者が「どこが痛い?」ときくから、「ここです」と指さしても、ぜったいに触診しない。頭にきたのは、「入管は国の税金をつかっているから、ムダづかいできない。つまりあなたを外の病院に行かすことはできない」と医者が言ったこと。「じゃあ、わたしになにかあったら、あなた責任とりますか」とたずねると、「とりません」って。あの人は、医者じゃない。エリザベスわたしもおなじ経験をした。収容中に血をはいたことがある。目も胃も痛くなったから、アプリケーションを書いてやっと診察を受けると、入管の医者は、やっぱり「日本政府の税金はつかわせない。だから、外の病院に行かせない」といった。どうして、とわたしは怒った。わたしだって日本でずっとはたらいて税金をはらってきた。どうしてそんな差別ができるのって。ウチャルおなじ部屋にナイジェリア人がいて、ある日、血圧が200まで上がって、20時間、氷で冷やしました。それでも医師にみてもらえず、独房にうつされたけど、入管がやったのは、独房の監視カメラでみているだけ。かれは職員に、「わたしが死んだらどうするの?責任とるの?なぜ外の病院に連れていかない?」と何度もうったえたけど、なにもしなかった。血圧がくるしくて、ずっと食事も出来ない状態だった。エリザベス病気になっても放っておかれる女性は本当におおかった。わたしは、そういう子をみるたびに、所長に手紙を書いた。「あなたの患者だよ!」って。キム牛久に東京入管から移送された人がいました。その人は、東京入管で何度か外の病院で診察を受けて、情報開示を申請して、その医療記録をもっていた。東京入管では受診させる外の病院が決っていますが、その記録をみると、医者が「入国管理局との契約により完治に向けた治療はしない」と書いていたんです。完治させない、病状だけ治まるようにするということです。おどろきました。それに看護師による診察が横行しています。実際、わたしの捻挫を診察したのは女性の看護師でした。それで日本の医療法を調べると、診察できるのは医師だけだと書いてある。それを担当職員にたずねると、「緊急時は許される」と。つまり、牛久入管はいつも「緊急状態」だと。薬をふやすのも看護師がやります。神経安定剤とか睡眠導入剤とか。収容生活でおおくの人がストレスをためていて、なかなかねむれない。のんでもきかないといったら、どんどん薬をふやす。牛久入管にいた香港人は、1日16錠ものんでいました。もっと大量にのんでいるひともいます。かれは昼間でも頭がふらふらする、と言っていました。これも人権にかかわる、大変な問題です。」(P.195~P.197)】入国管理センターの処遇等の「法律」や「運用」が安倍晋三になってから、特に酷くなったようです。また安倍晋三です。NHKでも難民収容施設内外でのさまざまな人権侵害についてのドキュメンタリーが放送されました。ETV特集アンコール「バリバイ一家の願い~“クルド難民”家族の12年~」(2019年6月22日(土) 午後11時00分(60分)、 2019年9月28日(土) 午後11時00分(60分))です。●「連載メディア批評第144回(1)関電汚職の闇と災害報道 ―― 「言葉の蹂躙」を超えて(2)「公益」が横行する時代に ―― あいトレ、かんぽ問題神保太郎」(P.66~P.73)中で一か所、関西電力と検察幹部の癒着についての文章を引用します。「お上」の人々は、皆こんなものでしょう(自民公明党、政府関係者、「高級」官僚(当然司法関係者も「高級」官僚です)、財界のお偉方、等々)。【「関西電力は、大阪地検、大阪高検など、いわゆる「西回り」の検察幹部の天下り先となっている。今回の関電の調査報告書を作成したのは小林敬(たかし)弁護士だ。小林氏は何と「村木事件」当時の大阪地検検事正で、事件の責任を問われて懲戒処分を受け検察官を辞任した人物だ。その人物が関電のコンプライアンス委員会の委員に就任し、今回の社内調査委員会の長をつとめたのだ。関電の社外監査役には「関西検察のドン」と言われた土肥孝治(どいたかはる)元検事総長が長年就いていた(今年の6月退任)。何とその後任も元大阪高検検事長が就任している。今回の金品受領は去年の10月の関電の監査委員会に報告されていた。つまりこれら検察OBの耳には全て入っていたのだ。大阪地検特捜部は、だからこそ動かない。」(P.67)】●「連載戦友会狂騒曲(ラプソディ) ―― おじいさんと若者たちの日々第5回(最終回)戦友なきあとに遠藤美幸」(P.244~P.253)今回が最終回です。今回は特に感動的な場面が多々あります、特に、「おじいさん」たちとその残された家族(妻、子、孫たち)の人々関連での話で、です。ここでも、NHKのドキュメンタリー番組が話題になっています。ETV特集「隠されたトラウマ ―― 精神障害兵士8000人の記録」です。この番組でも、国の「上」の人びとの情報隠蔽・改竄・廃棄等々は、伝統化しているのがよく分かります。一か所(最後の文章)短く引用します。【「「戦争の話を聴いてあなたはどうしたいのか」とかつて問うたのは、私が聞き取りを続けてきた拉孟(らもう)守備隊の生き残りの木下中尉である。私自身の生き方も問われている。この問いを勇会有志会にやって来たすべての「若者たち」にも投げかけたい。自分たちの主義主張におじいさんたちの話をいいとこ取りし満足してはいないか。90歳をこえた老兵たちは最期のその時まで「戦争は絶対するな」と叫び続けた。彼らの声は死んだ兵士たちの声であり、日本兵が殺(あや)めた数多(あまた)の人びとの声でもあるのだ。「戦場体験」を元兵士から直接聞けた最後の世代として、これらの「声なきこえ」も掬(すく)い上げ、元日本兵らの非戦の思いを受け継いでいきたい。おせっかいな「お世話係」はそのお手伝いに余念がない。そしてそこからもっと多くの元日本兵の子孫たちとの対話へとつながるのを夢見る・・・・・。(完)」(P.253)】引用紹介できなかった興味深い論稿を下記します。●「武器見本市という憲法的不祥事 ――殺傷マーケットの侵入と対峙する杉原浩司」(P.45~P.56)●「NHKはぶっ壊すしかないのか ―― 今公共放送の意義を問う服部孝章」(P.57~P.65)今、MHKをぶっ壊したら、安倍晋三の思う壺です。●「連載ルポ保育園株式会社 ―― 職業としての保育2第4回給食と玩具が削られる小林美希」(P.150~P.160)●「ナガサキの未来 ―― 被爆者なき時代を見据えて高瀬毅」(P.170~P.178)●「シンポジウム学問の自由とジェンダー研究 ―― ハンガリーのバックラッシュが物語るものアンドレア・ペト□講演録 ―― 学問の自由とジェンダー研究アンドレア・ペト訳=生駒夏美、□応答 ―― 排除と過剰包摂のポリティクス足立真理子」(P.220~P.240)

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